ムシマミレが普段見せないような一面を見せてくる

そんな簡単には、魅せられねえな。

顎折り体験記 Vol2

下顎骨骨折者の、下顎骨骨折予備軍の皆様に伝えたいこと2回目

生きてりゃそりゃ、顎くらい折るよ。

顎を折ったことがない皆様に斧手のモーガンから、素敵な思い出のプレゼント。つまり、下顎骨骨折を折ったときのライフハックというわけ。というか、つらつら書くから勝手に学んでいってくれ。お金の話も事細かに教えてあげよう。

今回は入院してから、手術を終えるまでの話。最下部で手術代について書いてます。

 I was in hospital about 7 months 顎.

入院した。朝の通勤ラッシュに包帯ぐるぐる巻きで乗るのめちゃくちゃ恥ずかしかった。ここで僕が持って行ったものをリストアップしよう。

・本

TOEIC勉強セット

スマホ

・下着類と服

以上。行く途中でPS Vitaとか買っていけばよかったと今更思う。TOEICはここから一切登場しないので忘れてもいい。入院して会社サボれてるのに誰がまじめにやるかよってんだ、なあ?!というかここいらの話はもう一切でない、持って行ってよかったものはスマホ、以上だ。

 

日々の生活はだいたい暇

入院してやることはほぼほぼない。大体寝ていた。手術時に寝間着?浴衣?が必要とかで売店で交わされた。3500円。あと褌みたいなのも買わされた。1000円くらい。

手術の手続きでいろんな書類に名前を書かされる。あとはレントゲン取りに行ったりとか。他は何もやることがない。タバコは吸いに行ける。これもいうまでもなくできる・できないの話であって吸ってはいけないのだろう、たぶん。

痛みのほうは全然ない、ロキソニンさんすごい。現代の万能薬ロキソニン

 

はじめてのしゅじゅつ

そうして、手術の日を迎える。俺が入院して本当によかったな、と思ったのはこのときの担当看護師さんがかわいい女性だったことだ。さらに手術室につれていくときに眼鏡を没収され、「あまり見えないっすね」とふごふごといったら、カップルの腕組みみたいなのしてくれた。もうこれだけ、あとは割と暇で苦痛。パソコン持っていけばよかった。

 

手術室に入ると、テレビで見たような世界が繰り広げられていた。やっべぇ、俺本当に手術するんだー、と思いながら言われるがまま、寝転んで、右手の甲に注射が刺さる。

 

「麻酔投与しますねー」

その声をきくと、急に右手の甲が凍ったように冷たくなり、痺れが来た。そして気が付いたら、真っ暗な中病室に寝ていた。

 

そう、今回の手術は、口内を切るため全身麻酔。寝ている間に終わるからラッキーと思っていた。だんだん意識がはっきりして、感覚が戻ったときにはじめて顎を折ったことを大きく後悔した。下腹部に違和感がある、なんとも言えない悲しさがある。

そこにはカテーテルがあった。経験者にしかわからないような、長くそして時折痛い残尿感みたいなもの。そして実際に出ているような気もする。

ナースコールを押した。チューブを抜いてほしいと頼むつもりだった、ただ頼めなかった。俺の上顎と下顎は、ゴムによって固定されていた。

 

顎を折ってから手術するまでよりも、終わってからの戦いがこんなに厳しくなろうとは思いもしなかった。

ちなみにカテーテルは抜いてもらった後もすごい気持ち悪かったです。

 

皆さんの気になる手術代、大公開。

あくまで参考値段。あと保険適用後(3割)

 

麻酔:32,994円(10998点)

手術:130,992円(43644点)

今回二か所骨折でチタンプレートが3枚入ってます。チタンプレートの数によってちょっとはお安くなると思います、がそこまで詳細に書かれていないのでいくら安くなるかはわかりません。